2011年6月19日日曜日

二度と教職員を見殺しにするような職場にしてはいけないという思いで いつぱいだった

 山城貞治(みなさんへの通信11)

人事委員会の指摘は府教委は知らない

 府高委員長は再度、府教委に問い詰めた。

「人事委員会に学校に安全衛生管理体制の確立をと1981(昭和56)年もまえに指摘されているではないか。」
「府教委は現時点で安全衛生委員会なり、衛生委員会は府高を抜きにつくるはずはないという返事をしたはずだ。」
「どういうことだ。説明せよ。」
と言うと、府教委は、

「あれ(人事委員会)は、学校長に言ったことで、府教委は関与していない。」

府高が知らないのに
 京教組と安全衛生管理体制協議とは

「現に、安全衛生管理体制問題では、1993(平成5)年11月から府教委と京教組第1回協議をしている。」
「府教委としては、労働安全衛生法にそった安全衛生委員会を置きたい、と京教組に提起した。」
「その後、京教組から労働安全衛生法からすれば、衛生委員会設置だと言われて、その方向で話をしている。」

 それを聞いた府高委員長はびっくりして、

「このまえ、現時点で安全衛生委員会なり、衛生委員会は府高を抜きにつくるはずはないという返事だったではないか。」
と言うと
「そうです」
「では、京教組となぜはなしをするのか」
と言うと

「京教組さんが、対応したいと言うことだったので。府高さんはご存じないのですか。」
とやり返されてしまった。
 この話を聞いた府高委員長はかんかんに怒って、京教組書記局に質問に行った。

労働安全衛生法は
教職員のいのちと健康を守る
と言いながら読んでいない

 当時のやりとりはおよそ以下のようだったと聞いている。

「労働安全衛生体制問題で、該当の府高を抜きに何度、なにを話たのか。なぜわれわれに知らさなかったのか。」
「いや、労働安全衛生体制をどうつくるかという申しれが1992(平成4)年府教委からあったから」
「では、なぜ京教組の機関会議で、それを知らさなかったんだ。」
「いや、府教委が内々でということだったので。」
「うちうちとはどういうこと。教職員のいのちと健康問題なのに、うちうち、内緒は絶対してはいけないこと。
 賃金や諸手当問題など話を詰まるまで検討することはあるが、それとこれとは違う。
 しかも、府教委は、労働安全衛生法にそった安全衛生委員会を置きたい、と京教組に提起したのに、逆に、京教組から労働安全衛生法からすれば、衛生委員会設置だ、と言ったらしが、事実なのか。」
「労働安全衛生法では、衛生委員会となっているから」
「労働安全衛生法には、安全衛生委員会、衛生委員会、合わせて安全衛生委員会となっているではないか。」
「日頃から、労働安全衛生法は、教職員のいのちと健康を守る、と言いながら、労働安全衛生法を読んでないということではないか。」
「……」

絶対 
安全対策抜きの衛生委員会は認められない

「しかも、京教組は15支部の集まり、連合体だろう。
 労働安全衛生法から言えば、府教委の事業場は府立学校であり、当該労働組合は府高となるではないか。」
「いったい何のために府教委に、安全対策抜き、の衛生委員会を言い出したのか。
 京都の教職員の災害は、警察官より多いと京教組が資料を出して説明していたではないか。」
「いや、各学校に衛生委員会を作ってもらうためのモデル案をしめそうと思って。」

小学校や中学校では
衛生委員会もできなくなる

「何を言っているの。
京都府下の小中学校で教職員が50人以下のところは、ほとんど。
 ほとんどの学校では、衛生委員会すら出来なくなるということになる。」
「えっ」
「労働安全衛生法とその関連文章等読んでいるのか。
 小規模事業場は衛生委員会も安全衛生委員会もつくらなくてもよいと解釈されている。
 だが、労働災害が一番多いのは、50人以下の中小零細会社じゃないか。労働安全衛生法は、そういう中小零細の会社で働く労働者のことを蔑ろにしている。
 そのような、労働安全衛生法の問題点はいくつもある。そこをキッチリ見ないでいるからそうなるのだ。」
「……」
「府教委との協議は、京教組ではなく府高がする。」

絶対
教職員のいのちと健康を守らないとの決意が

 府高委員長は、キッパリ言い切って、府高本部に戻り、労働安全衛生対策委員会の活動を急速に強めないとだめだ、労働安全衛生対策委員のみなさんにおねがいする、と行動を起こした。

「教職員を見殺しにしない」「してはいけない」という決意がみなぎっていたと、最近、その当時の府高委員長は、元労働安全衛生委員長に幾度もなく言っている。